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以前使っていたレンガを出して見る。 さんざんの状態に変化して いた。コケでレンガが綺麗な緑色に変化。
ブルーシートをかけてあったが、長時間外に置いてあった為に、シートが劣化して穴が開き、そこから雨水が入ってかなりレンガが湿ってい る。
使えるのかどうか心配になってきた。
レンガの拡大図 ↓
この状態のレンガをスクレーパーを使いコケを落とす。ここで、コケないように慎重に......。
エアーコンプレッサーの先端に、エアーダストの工具を付けて埃とゴミを表面から出来るだけ取り除き、晴れている日 に、外でレンガを天日干しする。
その後、レンガを窯に入れ、ゆっくりと10時間程かけて、水分を飛ばしながら有機物が燃える600度位まで焼く。かなり水分を含んで いる為、エントツから、水蒸気が出てくるのが、しっかりと見える。窯が傷むだろうと覚悟しながらも焼成。ここで急いで焼くと、水蒸気爆発を起こしかねない
ので、低温時に出来るだけ水分が抜けるようにエントツを確認しながら焼成。
今の窯が小さいから大きな窯を作っている訳だが、一回に素焼き出来るレンガの数が60個位しか入らないので、合計4回ほど素焼きをす る事になる。結構手間がかかりました。
素焼き後は、びっくりするくらいにレンガが軽くなり表面が綺麗になる。
このレンガをもう一度、エアーダストを使い表面の埃を取る。
新品レンガだったら、こんなことしなくて済むけど、この作業に10日程かかってしまいました。
2004.8.08
ま ずレンガを置いてみて、カットする必要があるのかを確認してみる。一段目は、特に水平が取りにくいので、焦らずに慎重に作業を進める。
目地幅は、2〜3mmを予定しているので、その分の隙間を作りながらレンガ幅を調整しないと、最後の方のレンガが入らなくなります。
この軽量耐火耐熱煉瓦(これが正式名称です)は、ノコギリで簡単に切る事が出来ます が、珪石分が多く含まれているため、10回程も使用すると、どんどんと切れ味が落ちてくるので、100円ショップのノコ刃を使用する。その代わり、10本
程購入。LBK−26よりもLBK−28の方がかなり切断はしやすいです。
ある程度同じ形にレンガを切るなら、いちいち手ノコギリで切らずに、電動ノコギリを使用する事も出来ます。私の場合は、右写真のよう に電動丸ノコにスレート用の刃を使いレンガを丸ノコスタンドの上で上下反転させながら切っている。その後表面をならす為にコンクリートブロックの上でレン
ガを数回擦ると綺麗に仕上がります。機械を使ってレンガを切断する時は、かなりの埃がでるので、マスクと安全メガネを装着して外で作業する事をお薦めしま
す。くれぐれも手を切らないように気をつけて下さい。
私が使用している丸ノコは、刃の直径が165mmなので、右写真の用にどうしても2回(上下で)切っても完全に切れません。残りはや はり手ノコギリで切ってます。185mmの丸ノコだったら完全に2回で切れると思いますが、私の持っている丸ノコスタンドには、装着できません。まあ普段
レンガを加工する場合は、64mm幅が多く114mm幅をカットする事は少ないですが。
ちなみに、埃が電動マルノコに入り、工具が壊れやすくなるので、まめにエアーダストなどで掃除してください。そうしないと電動丸ノコが消耗品扱いになりま
す。
この他のレンガを切る事の出来る工具としては、高速切断機です。鉄パイプなどを切る時に良く使用しますが刃が少し、しなるのでなかな か精密に切断するのは難しいですね。ちなみに耐火レンガには、以前に石材用の刃をつけてSK34の耐火レンガを切ってましたが、今はダイヤモンドデイスク
も安くなったので、こちらをもっぱら使用してます。
いよいよレンガを張るので、耐火モルタルを水にとき、レンガを接着する準備をする。今回使用するのは、以前買った モルタルの残りなので、とりあえずこれから使い始める。
適当に水を入れながら、電動ドリルの先端にミキサーを取り付けて良く攪拌する。耐火モルタルはメーカーによってかなり違いがあるみた いなので、必要な水分量はメーカーに問い合わせてください。参考までにコテ塗り方法の硬さはピーナッツバターから、バター位の硬さです。
私は、ピーナッツバターは嫌いなので、硬さがなかな掴めなかった。個人的な感覚ですが、化粧土を作る時に似ています。ボーメ度で35パーセント程度の化粧
土を作る時より少し硬い位の硬さかな。
これまたメーカーによって、作ったモルタルに接着材が入っていてその日に使わなければならない物もあれば、しばらく寝かせてから使っ た方が良い品もあります。今回のモルタルは、接着剤が入ってないみたいなので、寝かせておくと随分使いやすくなりました。さすがに、安かったので文句は言
えませんけど。ちょっと水を多く入れすぎるとかなりドロドロになったので、合成ノリを入れて粘りを出して誤魔化しながら使って行く事になります。
今回使用しているタイプのモルタルは、HS(ヒートセット)のドライタイプですが、初めて耐火モルタルを使用する方なら、 HSの ウェットタイプを使い、モルタルの硬さを勉強したほうが良いでしょう。 このモルタルの硬さで、ある程度のレンガを接着する時の目地の厚みが決まります。
私の経験では、硬くするとモルタルを多めに付けた時には、いくら力を加えても目地を薄くする事が出来ませんし、逆に柔らかくモルタルを作るとレンガにモ
ルタルを塗る時にこぼれやすく、目地が薄くな乾燥と共にヒビが入りやすくなりますり。化粧土と同じ。
AS(エアーセット)という種類のモルタルも存在しますが、使った事ないのでなんとも言えません。でもASは空気に触れることで硬化しますので、かなりレ
ンガ張りに熟練しないと難しいでしょうね。
これだけしつこく耐火モルタルについて書いているのも、モルタルの質と水分量がそれだけ重要だからです。今回のレンガ張りでも、モル タルを新たに追加して作った部分から、やはり目地が変わり、随分と修正するのに苦労しました。陶芸作品と同じで、粘土の固さで作品の作り方が変わります。
また、今年は大変に暑い夏の中でレンガ張りをしたので、温度が高いせいで朝と夕方では、バケツのフタを開けっ放しにして使っていた ら、知らない間に随分と水分が蒸発してたみたいで、少しずつ目地厚が変わってしまいました....。
2004.8.10
バーナーレンガ
1丁半レンガ注文
モルタル追加注文
実際にレンガを数段張り始める。一つ一つレンガの水平を出しなが ら、そして左右の段が同じ高さになるように気をつけながら張って行く。
耐火モルタルの良いところは、失敗したらレンガを取りはずしてモルタルを取り除き、また水で溶かせば再使用出来る点だ。なかなかレン ガにモルタルを乗せる作業が最初のうちははかどらないが、時間と共に慣れてゆく。
レンガにモルタルを接着させる手順は、まず一面の全体に2〜3mm程モルタルを塗り、それか ら角を厚く盛り上げます。これをレンガ同士が接着する面全てに施工してから張ってゆきますが、時間で言うと1〜2分位で塗らないとレンガを所定位置に置く
前に、レンガからモルタルが落ちてしまいます。レンガがかなり急激に水分を吸い込むからで、ここでモルタルを水で薄くしすぎて厚く塗るとレンガからモルタ
ルが垂れ落ち、接着出来たとしても粘土のように目地にヒビが多くなり接着が弱くなります。最初の内は、何度も失敗してたのですが、左官用のコテではなくレ
ンガ用のコテを100円ショップで発見、即購入。これでかなり作業がしやすくなり効率アップしました。
注 モルタルメーカーによって目地厚みが違いますので問い合わせて下さい。
またレンガ種類によってもモルタルが変わります。
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