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ペ ンキを塗った部分が少し浮いてるのを発見。あまりに最初にサビ取りをしてから、時間が経過してしまったので、最近の高い湿度によって、また新たにサビが発生している。
今度は、立体的な形になっているので、サビが非常に取りにくい。サビ取りをまたする羽目になるとは...。またグラインダーをかけて、ペンキとサビを取 り、耐火ペイントを塗る。一週間があっという間に過ぎる。 後に、耐火プライマーなるものがあることを知る。

最大の難関 ドアの兆番

2004.6.30 ドア取り付け

これが、最大の難関であって欲しい。
いままで、どうしようかと色々悩んでみたが、やはりここは、手作りで兆番に挑戦する事に決意した。業者にでも頼むというオプションも無いわけではないが、 やはり、手作りなるもの、大変さがあってこそ楽しみもあり、また成長するものでもあると自分を説得。
 とは言って も、一からのデザインでは不安なので、友人の窯の兆番を参考にして作る事にしました。これが、上蓋式だとそれ程に兆番に重みの負担がかからないので比較的 簡単なのですが横扉式は、ドア枠の重みとレンガの重みが直接兆番にかかるのでより精巧にそしてより頑丈に作らなければいけない。

陶芸作品でもそうだが、わたしは、重力なるものを良く忘れがちである。重力は嫌いだ!。





兆番の完成?

(2004.7.05)
ドア取り付け
比較的ここまで順調に進行してきた。ちょっと怖いくらいだ。何 かありそうな予感がしてきたが、気を取り直して兆番の部品を作るのが完成した。
しかし不安的中。
ここまでの工程は、省略させてもらうが、いざ取り付けてみると左側が2〜3cm程下がってしまった。
ああ、ここでも重力があ〜。







ドア − 再思考

2004.7.12

ドアを取り付けずに、レンガを敷いて蓋にする事も考えてみたが、焼成回数と手間隙を考えたら、やっぱりドアは欲しい。こんな所でくじけ られないと思い、しばらく窯作りを休み心機一転して再度挑戦。この間に、色々な陶芸窯のカタログを虫メガネを使って兆番部分を見たが、やはり自分で作れそ うなのはベアリングなどをし使用していないこの形式の兆番だと自分を説得、そして実行へ。

と、その前に反省会。何が原因でドアが傾いてしまったのかを考える。ドアが重過ぎる可能性もあるが、これ以上軽くすると強度に心配が 残る。 何度も測ってみると、兆番を留めるウッシャー部が水平が取れていないのと、中に入れている鉄の丸棒用の穴に隙間が出来ていて、ドアが傾いているら しい。丸鉄棒もホームセンターで買った物を使用したので、丸みの精度に問題があった。丸鉄棒の精度を高める為に電動ドリルに入れて回しながら表面を整え る。電動ロクロで高台を削るのと同じ感覚である。

それともうひとつ、穴開けに、電動ドリルを使っていたが、精度が出ずに穴がドリル径よりほんの少し広がった模様。ドリルスタンド (ボール盤)を購入。もう一度初めから兆番部分を作り直してみる。 今度はノギスを使い、しっかり測りながら0.1mm単位で製作。
さすが、ドリルスタンド。いままでの穴開けの苦労が嘘のように簡単に、そして正確に穴開けをする事が出来た。何故、もっと早くに購入しなかったのだろうか と後悔する。今度は、うまく行けそうな手ごたえを掴む。

そして成功。

2004.7.15
ドア完成
兆番取り付けの成功。それでも少し歪んでしまったが、かろうじ て使えそうな程度に落ち着いて来た。やはり、枠の重みで左側が少しだけ下がっているが、うまく誤差を分散させて調整し使用可能範囲に収める。結果、左側 が、1cmは下がっている。

と、ここで次の問題。 今度は精度が高すぎたのかドアが硬い。扉を開けるのにかなりの力が要る。と、いうか開かないに近い。ちょっと冷汗。
シリコン系の油は、窯の耐熱温度で耐えられないので、モリブデン系の高温グリースを購入して、綿棒でチマチマと隙間に入るように塗っていったら、問題は即 解決。
あ〜、びっくりした。





レ ンガ張りの準備

2004.7.17
窯内部

さて、枠の方は、 ずいぶん仕上がったので、そろそろレンガ張りの事を考え 始めないといけない。今回の予定は、まず外側から、カオウールブランケットを使い、その内側に、レンガを横置きに使用。火口の熱くなる所は、イソライト製 の軽量LBK−28を使用、その他は、LBK−26もしくは耐火レンガSK34を使用。
本来ならば、LBK−28を全面に使用したいが、窯1号機を崩したときのLBK−26が大量にあるために、これを使い切らないと邪魔でしょうがない。
耐火度的には、ぎりぎりの選択なので、薦めないが、まあ私の場合は、もし熱効率が悪くなってきたら、ユニフェルトをベニアリングして誤魔化そうと思ってい る。その分も一応予定して設計段階で大きめに隙間を取っている。
ちなみに、1号機は、モルタルを使わずに作った為に、使用済みレンガ表面は非常に綺麗に残っている。1号機に関しては、また機会があったら、ホームページ に乗せるつもりです。

ブ ランケット張り↑

内側をレンガで固定するので、ブランケット部は(内側)、600度前後になる予定。この温度なら、今までの経験で、ステンレスが使える 温度なので、ブランケットを留める為に、ステンレスのネジを使用。 ホームセンターで、特大の丸ウッシャーが売っていたので即決して使用。以前は、ホーム センターが、車で往復30分程度掛かった所にしかなかったが、今は家から5分位の所に出来たので、仕事場からの帰り道に寄る事が出来る。
これで、どれだけ時間の短縮が出来たか分からない。私にとっては、コンビニの近くに住むより、ホームセンターの近くに住む方が何かと便利だけど。

鉄板にM4サイズの穴を開けブランケットを固定する。あまり強く締めるとブランケットに穴が開くので適度な力加減で締め付ける。 ブ ランケットを使用の際は、手袋をして安全メガネ、そして長袖を着ないと、一度ブランケットのガラス繊維が体に付くと、なかなか落ちない。フィルターマスク は、絶対条件ですね。

ブランケットを張っている内に、ある事に気が付いた!。どうしてシリカボード系を使わないかと思う人もいるかもし れませんが、それは、私が、以前使用した時のブランケットがたくさん余っていたからです。  .......と、思い込んでました。
?????。どういう事。<

ブランケットを張っている内に気が付いたのは、ブランケットを入れてある箱があったので中に8枚位は入っているつもりだったのに、実 は2枚しか入っていなかった事です。
しょうがないので、ブランケットを追加注文。 こんな事なら、初めからシリカボードLを使えば良かった。 そっちの方が安かったし扱いやすかったの に...。涙。
いつも確認が甘いを責める。
何か、自問自答の日記風になってしまった。 いかん、これは窯作りのホームページなのに。

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