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2013.6月 移転オープンしました。



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窯製作開始 材料の調達

(2004.3.08)
近くの金物屋さんにて鉄のアングルを調達する。とりあえず、必要な物を全部調達すると、置き場に困るので、必要な物だけを入手。  5x5cm(6mm厚)と4x4(5mm厚)、そしてフラットバー 5cm(4.5mm厚)(各6メートル)をそれぞれ一本ずつ注文する。

最初に作り始めたのが右と左の形。
最初の作業は、アングルのカットとアングルの皮膜とサビ取り。しっかりとサビを取っておかないと後で大変な事になるから、出来るだけ取り除く。

直角定規で角の角度が90度になっているか、何度も確認しながら、四角い形は、対角線を測って見る。溶接の下準備。Cクランプ、バイ ス等を使ってアングルを所定位置に固定して溶接の仮留め。 でもその前に作業テーブルの水平を取る事をお忘れなく。
久しぶりの溶接なので、まだ感覚が掴めず溶接に手間取るが、何とかズレを修正しながら溶接の完了。今回は時間が掛かっても構わないので丁寧に満足出来るよ うに作ろうと思っている。

アングル 4x4cmを2本追加注文

(2004.3.16)

溶接の時に、溶け易すくビートがきれいに出るように、電圧を高くしたら、少し熱でゆがみが出来る。約2〜3mmの誤差が出来た。先が思 いやられるけど、この位だったらなんとかなると思い先に進む。 やっぱり、溶接が自己流なのでしょうがないかな。 アングルカット ←写真のように角になる部分電動グラインダーを使いカットしてからアングルを使用。1週間程かけて、H型の左右のフレームに、前と後ろのを溶接し四角い箱 の形となる。
文章では、一行で済みますが、かなり時間がかかりました。
まず、窯の設置予定場所にコンクリートを引いたのですが、あまりきれいに水平が取れてなかったので、この水平出しに手間取る。一人で作業しているので、床 に鉄板を引いて高さを調整したり、車用のジャッキを使って持ち上げたりと工夫しました。 ちゃんと水平が出てれば、かなり時間の節約になったのにね。結 局、水平をうまく出してバランスを取るのに、まる2日かかった。でも一番重要な作業なので、まあ満足。


窯作り 溶接部分
 
まあまあうまく溶接出来た部分です。



手袋が焼ける
溶接する時に、表だけ皮の手袋を使ったら、火花で手袋に穴が開き火傷した。右写真 →







そして四角の足に、良く現場工事などで見かける足場用のパイプの固定金具を溶接。
これば、窯の移動を考えての事です。
溶接部分


今の工房は借家なので、将来移転する事を考えたら、
あると無いとでは、
窯の移動費用に倍位の値段の違いが出るでしょう。ここに、窯を移動する時には、キャスターをつけて、ユニック車まで動かせるようにする。









下の写真のように、確認の為にキャスターをつけてみた。
窯キャスター
窯枠完成

本体の枠が形となり始める。 う〜ん、ちょっと満足。

台車式からの変更

2004.3.20

当初、窯を台車式にする予定だったが、ここまでかかった時間、溶接の出来具合など考えていて、台車式を断念する。窯を動かすことの無い 固定式にする なら簡単に溶接して台車式にできるが、移動式にしているので、炉床下部をかなり補強する必要性がある為、かなり手間取りそうである。
しかし、腰痛持ちなので、台車式の夢は捨てきれない。 そこで、今回は諦めたが、将来この窯を台車式に簡単に変更できるように、底面を分割して溶接する。 これにより、台車式にする時は、底のレンガをはずして何箇所かアングルをカットするだけでよい。底面の鉄板も簡単にはずせるように、ネジ止めだけにした。
その時までには、溶接がうまくなっている事を祈る。
窯枠吊り上げ
窯上部の写真。角のアイイボルト部分は、補強の為、裏に5mm の鉄板をいれてある為、合計1cmの厚みになっている。 




窯移動
本体の枠は、厚みのある鉄板を使用したので、かなりの重みにな り、一人で動かすのにはかなり辛い重さになってきた。推定で、約100Kg位の重さだと思 う。左側の写真のように、天井部にあるH鋼に穴を開けここにアイボルトを入れ、手動式のウインチとチャーンをつなげて、てこの原理を利用して手動ウインチ で枠を持ち上げてから本体枠を傾けて、向けたい方向にひっくり返しました。左上の写真は、窯本体とチェーンとの接続部分です。
ひっくり返す作業だけで慣れて10分位はかかります。これを何度も繰り返しながら仮留めした部分を本溶接。
本体と同じ厚みのアングルを使ったのでは、ドアを支える為に、かなり工夫しなければならないと一考。





鉄板の注文

2004.4.07
ここで鉄板の注文をする。 しかし......。

新聞に、鉄鋼メーカーが、原材料の値上げに踏み切ると...。一週間程早くに注文しとけば良かった。 実際に鉄板を注文したら、やっぱ り値上げ後の価格でした。 最低1割以上は値上がりしてましたね。

底面部の製作

窯作り 底面部写真


台車式の予定がなかったら、これ程複雑な作 りでなくても良いのだが、当初は台車予定にしていたので中心部分のアングルをカットすれば、後に台車式に簡単に変更出来ると思う。
外側のレンガの置かれる位置に側面壁の重みが重点的にかかるので、この部分は少し厚めのアングルを使用。中央部分は、作品と床に敷くレンガの重みだけなの で、以外に重みはかからない。  


窯作り ドア枠
ドアのアーチ部分になる所にフラットバーを曲げながら溶接。力技で無理矢理曲げる。
と言うよりも、フラットバーは、長いままだと、自然と自身の重みで反るので、これを利用。長いままにして溶接し、後で裁断する方法にしました。寸法の大き さに先に切ってしまうと、なかなか曲げるのが大変になります。ここでは、重力に感謝。



注文した鉄板が到着。

2004.4.09

耐火ペイント入手

2004.4.11

今回入手したのは、Telepass3700という型番の耐火ペイイント。近くのペンキ屋さんで聞くととろによると連続使用温度は 300〜500度 Cで瞬間最高温度なら、700度Cまで大丈夫という物。これなら十分に使える。 一応、予定している鉄部の最高表面温度は、200度Cまでいかないと思い ます。1Kg当たり4,000円前後でした。 4K缶だとお買い得という事なのでこれを4Kg入手。それと、細部の塗りにくいところ用に、スプレー缶の耐 火ペイントも一缶入手。

鉄板のカット。

2004.4.11

エアーコンプレッサーの先端金具に接続するエアーニップラーを使い鉄板をカット。しかし、コンプレッサーの能力が低いのか、このニップ ラーの作りが 悪いのか、なかなかうまく切れない。これだったら、以前に電動グラインダーを使って切っていた時の方が早かったと思い工具変更。 ニップラーも安くは無 かったのに、トホホ...。
電動グラインダーで直線的に鉄板をカットするのは、難しい。ゆっくりと時間を掛けながら進める。 あまりの騒音に、耳がジンジンとコンサートへ行った帰り 道のように頭に音が響くので、耳栓を付けて作業する。


窯作り 覗き穴覗 き穴のカット。難関は、これでした。鉄用のホールソーを購入すれば簡単だけどこの段階で使えない工具など購入してしまい、ちょっと予算オーバー気味なの で、人海戦術に決定。 持っている道具で使えそうな物は、ジグソー。以前にも使った事はあるけど、なかなか切れない。今回新しく、鉄用の刃を買い挑戦。  なかなか切れないが。ドリル用のオイルを使うと、摩擦が小さくなったのか、時間はかかるが比較的スムーズにカット出来た。

↑最初に電動グラインダーで直線的にカット。

その後に何回かに分けて、ジグソーで少しづつ丸くしてゆく。→ 窯作り 覗き穴加工

最初のうちは、内側を鉄工用ヤスリできれ いに仕上げてたが時間がかかる。ふと見ると電動グラインダーに付いている研磨砥石が小さくなっていて丁度この穴の中に入る大きさだったので、これを使って みると簡単に仕上がる。
12ヶ所の穴あけで、3日かかった。
さて、今度はこの開けた穴に、足場パイプ(48.6mm)を短く切ったものを、はめ込んで溶接。
鉄板とパイプの厚みが薄いので、気を付けて溶接しないと、両方ともすぐに溶けて穴があいてしまう。 穴に穴が開いてもシャレにもならない。 1.5パイの 100V用の溶接棒を使い、スポンジに水を含ました物を使って、なんとか溶接。何個か失敗したけど、それ程大きな大失敗はしなかった。

ドア金具加工ドアハンドルを取り付ける金具を作る。
これは、前回の窯で苦労して考えてしたので、今回は楽勝。まず、適当な大きさのシャックルのネジ部分を12mmのドリルで穴開けしてから、ここにステンレ スのボルトを通す。

そしてこれに、ハンドルをつける。
ここで、また難関。

ハンドルを販売している所が見つからない。インターネットで2日かかって販売しているサイト を発見。大工道具類も安かったので、いろいろと後にこのサイトから、注文する。早く知っていれば色々と安くついたのに。
窯作り ドア留め金具
ちなみに、このハンドルの名前は、朝顔型ハンドルと言います。 
これが、分かるのにも一日かかりましたよ。

ネッ ト検索する時は、窯作り ドア金具完成この名前で調べてみて下さい。なる程、朝顔 の形に似てますね。私が注文したサイトでは、中央部分に穴あけ加工してなかったので、M10用に穴開けして、タップでM10が入るように加工。結構手間ひ まがかかった。
←完成図なかなかカッコ良いでしょ!


ドア部分に取り掛かる。

最初の難関はやはりドアでした。かなり苦労しました。     
まず、ドアを軽くする為に、薄めのアングルの注文。 幅が同じでも、厚みが3mm程度のアングルを使用し軽量化の予定。
アングルを注文したが、金物屋さんが配達を忘れていて、仕事が一日中断。

窯 外枠完成

耐火ペイントを塗る。

この耐火ペイイントは非常に、ハケ伸びが良いので塗りやすい。色付けするとかなり窯らしくなって来た。
(以前の窯に黒の耐火ペイントを使用した事がありますが、見た目がカッコ良いと思ってしたのですが、サビの発見が遅れるので修理に手間取ります。ちなみに 銀色が熱を一番放射します。)

思ったより、耐火ペイントを使わなかったので、2Kg位の購入で良かったかもしれない。
しかし、ペンキを塗った後に問題発覚!!




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